> コラム > わが社の自慢できる保全員・オペレーター#8(アイシン軽金属)

コラム

三現主義とIoTで多角的に保全を実施

 

 

 

アイシン軽金属株式会社
牧石 大地さん

本記事は、輝(2023年10月)発行時点の情報です

はじめに



本記事は、2023年10月に発行した輝(全国設備管理強調月間企画)で掲載した “わが社の自慢できる保全員・オペレーターインタビュー”のアイシン軽金属株式会社 牧石 大地様の記事をWEB化したものです。

憧れは悔しさに

アイシン軽金属では自動車用のアルミダイカスト部品、アルミ押出部品の製造を行っているが、牧石大地さんが保全を行っているのは後者、押出工場の機械の保全だ。入社して8年目、先輩に追いつきたいという思いがモチベーションの維持につながっているという。「入社したばかりのころ、自分ではできない修理もサッと直してしまう。素直にすごいと思いました」と振り返る。それが保全への興味につながったのだろう。「すごい」という憧れの気持ちは、徐々に自分にはできないという「悔しさ」につながっていく。

成長のための資格取得

これが牧石さんの成長の糧となってきたようだ。仕事に役立てるべく、昨年、機械保全技能士1級を取得、今年は電気保全技能士1級の資格取得を目指す。

三現主義とIoTで多角的に保全を実施

押出工場では押出機5台、付帯設備を含めると2000台弱という大変な数の機械を扱い16人の保全員によりメンテナンスが行われている。IoTを使った振動診断を採り入れた予兆管理も並行して実施し、効率よく管理する一方で、牧石さんが大切にしているのは三現主義(現場、現物、現実)。現地に赴き、現場の声を聞き、異常現象を現地で体感することこそ修理の王道だからだ。「もし10年後に今回のような機会があれば、その時も選んでもらえるよう現場の第一線でバリバリやっていたい」と、三現主義の継続を志す。

関連リンク

機械保全技能検定

モノづくりに欠かせない設備のメンテナンス。機械保全技能士は、その技能を証明する国家資格です。