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コラム
わが社の自慢できる保全員・オペレーター
現場を健全に保ち、収益に貢献したい
愛知製鋼株式会社
佐藤 卓己さん
はじめに
本記事は、2023年10月に発行した輝(全国設備管理強調月間企画)で掲載した “わが社の自慢できる保全員・オペレーターインタビュー”の愛知製鋼株式会社 佐藤 卓己様の記事をWEB化したものです。
現場の声を保全や改善に反映
愛知製鋼の佐藤卓己さんは、鍛造工場の安定稼働のため、天井クレーンの故障低減活動を推進。「2018年度から1時間以上の長時間故障ゼロの継続」(保全)と「玉掛け時の退避距離の見える化」(安全)への功績が高い評価を得た。今年、 33年目を迎えるベテランの保全に対する姿勢は、「現場の声を保全や改善に反映すること」と一貫している。クレーンの異常に関する情報を大切にすることはもちろん、改善においても「オペレーターが使いやすく、作業効率向上につながるよう心がけています」と話す。例えば「玉掛け時の退避距離の見える化」では、オペレーターの視認性も確保しつつ、ホロライトの点灯も確実に見える場所を探るため、微調整を繰り返したという。
予防保全をDX化
現在、人の五感、測定機器から得られる情報とドローンや遠隔操作カメラでの撮影情報とを組み合わせることで、予防保全に努めている。今後の課題はこれらを集積、DX化すること。そして「これからもブレることなく、”現場を健全に保つ “という目的を遂行していきたい」と、その姿勢を明確にした。
TPM活動を再スタート
「当社では2020年6月からTPM(全員参加の生産保全)活動が再スタートしています。4年目を迎えて、我々保全員のみならずオペレーターの参加意識の高まりを感じています。今後も保全と製造の両輪を的確に回しながら、会社の収益に貢献していきたいですね」
関連リンク
小会では、製造・保全に関わる方の様々な発表大会や、現場の改善に役立つセミナーを企画しております。