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コラム

 

学びたいこと、覚えるべきことはまだまだあります

 

トヨタ自動車東日本株式会社
 鈴木 拓真さん
 藤田 美咲さん

知識は保全活動に不可欠

トヨタ自動車東日本岩手工場の保全員として22年目という鈴木拓真さんは、機械設備に加えてプログラミング言語や部品特性、電子回路、電気回路といった幅広い知識を習得してきた。
この学びのきっかけが若手のころ、回路の不具合に気づかず機械を壊したこと。これが悔恨となり改めて回路を学んだのだが、その知識は彼が5年目のとき、新機能を搭載した制御回路の改善に役立つことになった。
この経験が「知識こそ保全活動に不可欠」という思いを強くさせた。彼にとって「わからない」ことは何よりも悔しい。
だからこその知識なのである。

デジタル時代における人材育成

鈴木さんは「パソコン制御の機械も増えているなかで、保全員としてプログラミング言語も知っておくべき」と強調する。
そのためにも先んじて知識を得て、広く仲間や部下と共有することを重ねて、全体の底上げを図っている。
そして「パソコンやIoTも教えたいし、手順書や標準化のデジタル化も推進したい。またデジタル化できる人も育てたい」と続ける。
多くの働き手の作業の改善のために、鈴木さんが目指すことは多い。

メンバーと会話する鈴木さん(一番左)

高い志と底しれぬ知識欲

一方、宮城大和工場では入社6年目の藤田美咲さんが健闘している。仕事も任されることが増えてきたのだが、任されることも増えれば、失敗も起きる。
いつも失敗するとくよくよ思い悩んでしまう方だが、あるとき回路作成でミスをし、ラインを止めてしまったという。
「このときに多くのアドバイスをいただき、その言葉にくよくよせず、もう一度頑張ってみようという思いを強くしました」
いずれはこれまでの失敗も「未然に防げる改善に転換していきたい」と思っている。しかしまだ調整作業が基本で、レベルアップするためには専門的な知識は必須だ。
なぜならさまざまな知識こそ保全員の〝強み〞と先輩方から学んだからだ。
その先輩からは「機械も電気もわかるオールマイティな保全員に育ってほしい。そして男性とは違う目線で後輩を育ててもらいたい」と期待されている。
22 年目のベテランも、6年目の若手も立場は違えど、ともに「まだ覚えることがたくさん」あり、「さらに学んで行きたい」と口を揃えた。
トヨタ自動車東日本には、高い志を持って現場を支える保全員がいる。

保全作業に集中する藤田さん

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