> コラム > わが社の自慢できる保全員・オペレーター#12(東レエンジニアリング東日本)

コラム

わが社の自慢できる保全員・オペレーター

今後も目指すのは縁の下の力持ち

東レエンジニアリング東日本株式会社
清水 桂一 さん

本記事は、輝(2023年10月)発行時点の情報です

はじめに


本記事は、2023年12月に発行した輝(全国設備管理強調月間企画)で掲載した “わが社の自慢できる保全員・オペレーターインタビュー”の東レエンジニアリング東日本株式会社 清水 桂一様の記事をWEB化したものです。

いつも同じことが起こらないから面白い

「保全の仕事の面白さは、いつも同じことが起こらないところ。自分で原因を突き止め、修理し、再発防止までたどり着くプロセスが楽しい」と語る清水桂一さんが、東レに入社したのは27歳だった。「当初は修理・修復・復元に自信があった」そうだ。だが徐々に未経験の改善業務や設備変更などを任されるようになると、「専門知識や経験が乏しく、作業内容に不安をおぼえるようになっていった」という。

10年目のブレークスルー

そんな清水さんにとってのブレークスルーは、10年目を迎える頃に受講した社内工務系実務者研修。「研修によって社内基準、法令基準とこれまでの経験した仕事が有機的に結びつき頭の中で体系化され、ようやく自信が持てた」と言う。

知識を通じて保全を世の中に広める

以来、教育を受けること、資格を取ることの大切さを痛感し、自身の勉強に加えて、若手へも“知識を得ることの大切さ”を説いてきた。2015年からは、機械保全技能士の技能検定委員として、全国の検定会場へも足を運ぶ。それは縁の下の力持ちである保全員とその仕事ぶりとその大切さを「少しでも世の中に広めたいから」。そして厚生労働省認定の「ものづくりマイスター」を取得したことで小中学校などへの出張授業も可能になり、今後は自身の電気の知識を通じて”保全“と”その仕事の面白さ“を地域、社会にも広く伝えていくことになりそうだ。