> コラム > わが社の自慢できる保全員・オペレーター#11(愛知製鋼)

コラム

わが社の自慢できる保全員・オペレーター

さらに技術力を高め次は金賞を狙います

愛知製鋼株式会社
上田 佳和 さん

本記事は、輝(2023年10月)発行時点の情報です

はじめに


本記事は、2023年12月に発行した輝(全国設備管理強調月間企画)で掲載した “わが社の自慢できる保全員・オペレーターインタビュー”の愛知製鋼株式会社 上田 佳和様の記事をWEB化したものです。

トラブルなく平和に終業する

愛知製鋼のTPM活動再開を受けて、製造現場で力を発揮しているのがオペレーターの上田佳和さんだ。保全に取り組む理由は「自分のため」。「一日、トラブルなく平和に終業することが、製造ラインに携わる自分にとって最も大切なこと。正常な毎日の中、自主保全をしっかりやっていてよかったと思います」。

改善活動で銀賞獲得

今回、刈谷形鋼製造ラインで取り組んだのが、各設備の動力源である油圧設備の改善だ。8人のチーム全員で協働して取り組んだのが、不具合を摘出し、改善していくこと。最初に不具合の箇所を洗い出し、改善計画を立てひとつずつ改善・改良を重ねていった。ポイントは給油箇所に応じた給油量基準を現地に掲示し、見える化を行ったこと。またパーツの交換位置を変更するなど、わかりやすく簡単に保全ができるように改良。これにより、油圧設備は2022年10月7日から故障ゼロを実現。現在(2023年7月11日)まで継続中だ。この結果を受けて改善活動を行った4設備すべてで銀賞を獲得している。

IoTやAIを活用し、次は“金賞”

上田さんはいま、チームで一番の若手だそう。「先輩方から技術を学びながら自分を高め、次は“金賞”を目指します。ただ設備は老朽化しますから、次はIoTやAIを活用した、最適な保全手段を考えていくつもりです」